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ED患者の年齢分布と症状の特徴
ガ
クリニックに来られる患者さんは40代と50代が多い
イドのクリニックには20代から80代まで幅広い年齢の患者さんが訪れますが、最も多い年代は40代と50代で、合わせると半数以上になります。
その中でも多いのは40代後半から50代前半で会社員の場合「中間管理職に該当する方々」という印象があります。この年代の男性は、男性更年期障害による男性機能の不調や性欲の減退、また、増え続ける仕事上の責任、プレッシャーやストレスが幾重にも重なってEDを引き起こしやすいのだと思います。このあとに、30代、60代、20代と続きます。
症状別にみると、20代では緊張でうまくいかない例が多く、30代から中折れの悩みが増えてきます。40代から50代までは中折れがほぼ大半を占めています。60代以上になると、中折れ以前に勃起の硬さが足りないとか、最初から勃起しないという悩みが増えてくる傾向があります。70代では、しばらく使っていないので自信がないという方が少なくありません。
70代以上での「潜在需要」は実際にはもっと多いと思うのですが、年だからと諦めてしまったり、インターネットをしないのでED治療薬の処方情報等をご存じなかったりというケースも多いようです
EDのリスク高める高血圧や糖尿病勃起は陰茎の海綿体に送り込まれた血液が性行為の終わるまで溜め込まれることによって成り立ちます。ですから、勃起を持続させるためには、陰茎の血管や神経が健康に保たれていることが前提となります。勃起のメカニズムを考えれば、血管や神経の果たす役割の大きさが分かるでしょう。ところが、EDになるとさまざまな原因で血液がうまく溜まらなくなります。血管障害や神経障害を招く危険因子はEDの原因にもなります。特に、血管障害から起こるEDは高血圧や糖尿病、喫煙のように、血管にダメージを与えることで引き起こされます。 もちろん、高齢になるほど動脈硬化の起こる割合が高くなるので、EDになりやすくなります。加齢に伴う男性ホルモン分泌の低下も、動脈硬化を促しているといわれています。血管障害は高血圧や糖尿病などがあると、より早く進行し、EDのリスクを一段と高めます。糖尿病は神経にも障害を起こすことがあるので、ダブルパンチです。 注意すべきは高血圧も糖尿病も、いわゆる生活習慣病であることです。これらを原因とするEDもまた、一種の生活習慣病といえるでしょう。 |
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